IFAに必要なスキル

資格以外にIFAに必要なものとは?

IFAとコミュニケーション能力

Independent Financial Advisorこと「IFA」は、金融商品の仲介や長期的な資産運用に関するアドバイスを行うプロフェッショナルです。

IFAになるためには、金融商品を扱うための「証券外務員試験」に合格することが必須ですが、そのほかにも顧客の状況に応じた資産運用に対応するため、ファイナンシャルプランナーの資格や生命保険募集人などの資格が役立ちます。また一方で、こうした「資格」だけでなく、実際の業務をこなす上で必要なスキルもいくつか存在します。

たとえば、コミュニケーション能力は、IFAとして活躍するためには必要不可欠な能力(スキル)です。もっとも、コミュニケーションスキルは、IFAに限らずどんな職業でも必要ですが、顧客の要望や状況を的確に理解し、信頼を高めるためには、円滑なコミュニケーションがとれるコミュニケーションスキルが欠かせません。

コミュニケーションスキルの中には、顧客の要望を一方的に聞くだけでなく、顧客も気がついていないような課題を導き出すヒアリング能力も含まれます。

IFAの決断力

さらに、IFAは「独立系ファイナンシャルアドバイザー」と呼ばれていることからもわかる通り、独立して顧客にアドバイスを行う職業でもあります。

証券会社や銀行などの企業に属したIFAの場合は、その企業の商品の中からアドバイスを行うこともありますが、その場合もマニュアル通りの対応ではなく、顧客一人一人の状況に合わせた資産運用を提案できるように計画できる能力が必要になります。

「企業のため」ではなく「顧客のため」を思って金融商品を考えることや、最終的には自分自身の決断によって業務を進めていく力が必要なのです。そのほかにも、顧客一人一人のニーズに合わせた長期的な資産運用のアドバイスを行うIFAは、幅広い知識が必要になります。

IFAによっては、弁護士や税理士などと連携をとりながら業務を進めていく人もいるくらいです。